ブラウザーで表をドラグして選択→「編集」→「コピー」
→Excelで「編集」→「貼り付け」

 インターネットにはさまざまな統計データや調査結果が溢れている。Excelで企画書などを作るとき,こうしたデータを利用すれば,説得力も倍増するというものだ。しかし,Webサイト上の表データをExcelで利用しようと思っても,いちいち自分で入力するのは手間がかかる。こんなときは,次のやり方でブラウザーからExcelに,直接データを取り込んでしまおう。

 まず,インターネット・エクスプローラ(IE)で取り込みたい表をドラグして選択したら,「編集」メニューから「コピー」を選んで,データをクリップボードにコピーする(図1)。次にExcelを開き,表データを貼り付けるセルをクリックした後で,「編集」メニューで「貼り付け」を選ぶ(図2)。これだけで表データがブラウザーからExcelに貼り付けられる(図3)。これなら,転記ミスもなく,あっという間に表を取り込むことができる。もちろん,著作権のあるデータを利用するときは,著作権法で認められた引用のルールを破らないように留意することは必要だ。

図1●インターネット・エクスプローラで,取り込みたいデータをドラグして選択し(1),「編集」メニューから「コピー」を選ぶ(2)

図2●Excelで表を貼り付けたいセルをクリックし(1),「編集」メニューから「貼り付け」を選ぶ(2)

図3●これだけの操作で,ブラウザーからExcelに表データをコピー・アンド・ペーストできた

※この記事はExcel 2002(Office XP)をもとに執筆しています。

【この連載について】

 Excelは仕事のツールとしては非常にポピュラーなソフトですが,多機能がゆえに,その便利な機能を十分に使いこなせていない人が非常に多いのではないでしょうか。そこでこの連載では,“操作自体は決して難しいものではないけれど,意外と知られていない”というExcelの便利な操作方法を厳選し,毎週1~2本のペースで紹介していきます。ぜひご期待ください!

■岡野 幸治 (おかの こうじ)

フリーランスライター。「日経PC21」「日経PCビギナーズ」などでパソコン関連の活用記事を中心に執筆中。