セカンドライフ入門～インストールと基本操作～

　前回はセカンドライフの概要を紹介した。今回からは、具体的なはじめ方を順を追ってみていこう。アカウントの作成、自分の分身となるアバターの設定、そして基本的な移動の仕方までを紹介する。ここまでくれば、セカンドライフ内で好きな場所に行けるようになるはずだ。

ステップ０ 　必要環境は？
～ある程度のスペックが必要～

　まず対応OSの話。セカンドライフは、Windows版とMac版が用意されており、Windows XP（SP2）/2000（SP4）またはMac OS X 10.3.9以降に対応している。注意したいのは、Windows Vistaには（3月20日時点で）正式対応していない、ということ。問題なく動作しているという声も聞こえる一方で、動作が非常に遅いといったケースもあるようだ。このほか、開発途中（アルファ版）ながらLinux版も登場している。

　さてパソコンの仕様だが、3Dグラフィックスを使うソフトということもあり、結構なスペックを要求される。Webの必要環境のページを見ると、Pentium III 800MHzやAthlonなどと書かれているが、これは「一応動作する」というレベル。起動はできるが、キャラクターの動きがカクカクして、あらぬ方向に行ってしまったり壁を通り抜けてしまったりと、まるで仮想世界を楽しめない。推奨環境は1.6GHzのPentium 4以上となっており、このほか512MB以上のメモリー、GeForce FX 5600程度のグラフィックスボードも必要だ。「快適度」はSecond Life内で訪れる場所（人やモノが多い島は重い）によっても違うので一概には言うのは難しい。ノートパソコンなどでも動いている例はあるので、試してみてほしい。

▲ 左がWindows版、右がMac版のログイン画面。画面レイアウトや操作はほぼ同じだ
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ステップ１ 　アカウントを作る
～もちろんすべて無料でOK～

　まずはセカンドライフのアカウントを作るところからスタート。セカンドライフはモノの売買や米ドルとの交換など、お金の話とセットで語られることが多いが、基本的なことはすべて無料。お金が必要になるのは仮想世界内でアイテムを買ったり、土地を借りるなど、ドップリとセカンドライフにハマったあとの話だから、心配せずに進めてほしい。

　アカウント作成はWebから。まだ英語版しかないので、英語版のトップページから登録する。登録自体は指示に従って進むだけなので、難しいところはない。だが、ここでひとつ重要な項目がある。それは、名前。セカンドライフでは、ファーストネーム（名）は他人と同じでない限り自由に設定できるが、ラストネーム（姓）の方は与えられた選択肢から選ばなくてはならない。一度決めた名前は変更できないので、じっくりと考えよう。ちなみに筆者のセカンドライフの名前は「Tori Teatime」。Toriは、本名Toruの打ち間違い、Teatimeはテキトーに選んだもの。3秒くらいしか考えずにつけた名前だが、リンデンドルを買い、土地を買い、と後戻りできなくなってしまった。もう慣れてしまったが、名前はもう少し慎重につけたほうが良かったかな、とも思う。

▲ セカンドライフの英語版トップページ。左上にあるオレンジ色の「JOIN NOW」をクリックしよう
[画像のクリックで拡大表示]		 ▲ ここで名前を入力。ラストネーム（Last name）はプルダウンメニューから選ぶ。その下は生年月日。最後にメールアドレスを入れて、「Continue」ボタンをクリックしよう。珍しい単語を使うと確認ウインドウが現れることもあるが、「OK」をクリックすればよい
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▲ 自分のキャラクター（アバターと呼ぶ）の外見を選ぶ。これは性別も含めてあとで変更可能だから、直感で選んで大丈夫
[画像のクリックで拡大表示]		 ▲ お次は実際の名前やパスワードなどの登録。姓名、性別、国籍、パスワード、秘密の質問と答えといった情報を登録しよう。「Promotion Code」「Who Referred You?」は空欄でOKだ。「Enter code shown below」に、下に書いてあるアルファベットを入力。「This is my first Second Life account」を選んで「I agree…」にチェックを入れたら、「Submit」をクリックしよう
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▲ クレジットカード情報の登録。「Skip this step.」をクリックすれば、入力しなくてもOK。ここでカード（またはPayPal）を登録すると、250リンデンドルのボーナスがもらえる
[画像のクリックで拡大表示]		 ▲ 次は、有料のプレミアム会員へのお誘い。ここは「Skip this step.」で飛ばしてOK。ちなみに有料会員は月9.95ドル。セカンドライフ内に土地が持てる、毎週300リンデンドルのお小遣いがもらえる、といった特典がある。が、まずは無料会員で試してみた方がよい
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▲ ここまでくれば、会員登録は終了。自分の使用するOSの横にある「DOWNLOAD」ボタンをクリックしてソフトをダウンロードしよう
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