最新のウイルスの統計を見ると,依然多いのがバックドア・プログラムだ。バックドアをパソコンに仕込まれてしまうと,攻撃者が遠隔地から好き勝手にパソコンを利用できてしまう。

 このバックドアの確認をしてくれるのが,米シマンテック社が提供する「Symantec Security Check」の「セキュリティ スキャン」だ(写真1)。仕組みは簡単。シマンテック側からパソコンに対してポート・スキャンを実行し,有名なバックドアが使うポートが開いていないかどうかをチェックする。

写真1●セキュリティ スキャン
写真1●セキュリティ スキャン
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 バックドア以外にも,Windowsのファイル共有のためのポートなど危険なWell-Knownポートが開いていないか,ネットワーク経由でWindowsの識別情報などが見えないかチェックしてくれる。

 また,同じページの別のリンクには,他のウイルス対策ソフト・ベンダーも提供しているオンラインでのウイルス・チェック「ウイルス検出」がある。これを使えば,バックドア以外のウイルスに感染しているかどうかを確認することが可能だ。ただし,検索の結果,感染の有無は知らせてくれるが,駆除はしてくれない。