日経情報ストラテジーでは,5月号(3月24日発行号)において「どんな『変化』にも勝てる改善職場の作り方」という総力特集を掲載した。弊誌では,読者に対して毎号郵送アンケートを実施しており,4月下旬にこの記事に対する読者の感想を拝見した。その中で,従来の“現場力関係”の記事ではあまり見られなかった反応が目立って増えていた。

 それは,トップがどう現場力を捉えてトップダウンで「戦略的に」推進しているのかに強く興味がある,という感想だ。

 そこで個人的に親しいコンサルタントや,一部の親しい読者にも個別にご意見をいただいた。その結果,およそこんな意見を頂戴した。

  • 改善活動を継続させるうえで悩ましいのは,改善をきちんとやっている人にどう人事評価や表彰で報いるかだ。そこまで考えると,トップダウンによる戦略との一体感があるのかどうかが重要になる。
  • ここにきて現場が“改善疲れ”のような状態に陥ってきているのではないか。上の人(事業部長クラス)はきちんと戦略を考えてくれているのか,現場の不満がくすぶり始めているのではないか。

 そこで,こうしたご意見を頂戴したことをきっかけに,日経情報ストラテジーの12月号(10月24日発行号)では,「競争戦略」をテーマにした大型特集を予定している。

 ただ,競争に勝ち抜くための戦略といっても,切り口は,商品開発,IT投資,人事,マーケティングなどたくさんある。どう焦点を当てていくかは,識者の意見をお伺いしながら検討中だ。

 そこで,この文章をお読みいただいているITpro読者の皆様にお願いがあります。

 「競争戦略」特集に取り組むに当たって,競争戦略に優れた企業や経営者をお選びいただくアンケートを実施することにしました。アンケートにご協力いただける方は,こちらのサイトでご回答ください。

 ただし,重複投票を避けるため,ご投票いただける方はITpro会員の皆様に限定させていただくことをどうかご了承ください。

 アンケートの結果は,本サイトでの結果報告,および,本誌12月号の特集の記事に反映させていただく予定です。ぜひ,よろしくお願いいたします。