http://www.cr-juku.jp/2007/index.html

 そろそろ落ち着いてきた新人たちに尋ねる。 将来は「ディレクターになりたい?」「デザイナーになりたい?」「コピーライターになりたい?」 と聞いてみれば、「まだよくわかんないですっ!!!」と元気よく答えられ、 「うー….。そうだよねー」と、とりあえず憧れだけはタダだからなー、とかココロの中で思いつつ、 ま、もうなんでもいいっか、とりあえず、がんばろーとかいい加減なことを言いつつ、 けど、クリエイティブってなにが楽しくってやっている仕事なんだろ?なんて思っていたら めぐりあったこのサイト。 電通クリエーティブ塾の募集告知のプロモーション用のWebサイト。

 「ちょっとコピー書いてみてよ」と のっけから、シラフか?コレ?ともとれる挑戦状。 「世の中に出す」という不思議なサブミット「誘導」ボタンを前に、とにかく入力、入力。

電通クリエーティブ塾の募集告知のプロモーション用のWebサイト。
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メッセージ作成画面
プロジェクター、駅ポスター、ラーメン屋のテレビに自分の入力した単語やコピーが写ります。
メッセージ作成画面
プロジェクター、駅ポスター、ラーメン屋のテレビに自分の入力した単語やコピーが写ります。
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 入力した単語やコピーが、プレゼンをやっている会議のプロジェクターに写り、駅貼りのポスターに写り、ラーメン屋のテレビに写り、たんたんと短いムービーが再生される、と。ただもうそれだけといえば、それだけ。

 あたりまえのサラリーマンな風景に写る異質なその単語やコピーがただそれだけなのに、どうしようもなく可笑しい。

 ネタ一発勝負なのですが入力した、単語やキーワードを変えていろいろ作成してしまいました。で、最後のオチは、といえば「気持ちよかった?」「気持ちよかったら向いてるかもね」「だったら応募するよね?」だ、そうです。

 これなら、うまく伝えられないクリエイティブの「つくるよろこび」「ひけらかすよろこび」も、実体験でわかりやすい!将来がよくわからない新人にも教えてあげよう!と思いました。

 気持ちよかった方は応募要項をゲットして、ぜひ申し込んでください。


●今日のまとめ
即席、即興のイメージトレーニングデザイン

執筆: 株式会社キノトロープ 坂井とわ子
http://www.kinotrope.co.jp/
著書: 「Webデザインワークフロー」ウェブクリエーターズバイブルシリーズ(ソフトバンククリエイティブ刊)
http://www.kinotrope.co.jp/pressroom/book/index.shtml