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米グーグルが企業システムへ本格進出
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| 図●米グーグルが提供している企業向けサービス 企業情報システムのあらゆる情報を、グーグルで検索できるようにする |
グーグルはOneBox for EnterpriseのAPIを、無料で公開している。パッケージ・ベンダーはこのAPIを基に、Googleを使った検索機能や、検索結果を受け取ってアプリを起動する機能などを、自社製品に組み込めばよい。
OneBox for Enterpriseの利点は、インターネットで使い慣れたGoogleの検索機能で、業務アプリを検索できることだ。利用者はWebブラウザ上から業務パッケージが管理するデータを検索。検索結果をクリックすると、業務パッケージの画面が起動して、該当するデータにアクセスできるようになる。「顧客A」の「入金状況」を知りたければ、これらをキーワードにして検索を実行する。
OneBox for Enterpriseによる検索機能を利用する場合には、Googleの検索ミドルウエアを搭載した専用装置「グーグル検索アプライアンス(GSA)」を購入する必要がある。GSAの国内販売を手掛ける三井情報開発によれば、「企業内の情報検索で困っているユーザーは、予想以上に多い。業務アプリが検索できるようになれば、一気に利用が広がるのではないか」(GSAの営業を担当する鉢蝋はちろう吉久 営業担当課長)。ある製造業の情報システム担当者も、「使い慣れたGoogleで社内のあらゆる情報を検索できるなら、ぜひ使いたい」と語る。
すでにグーグルは、電子メールやカレンダー、チャットを統合した企業向けサービス「Google Apps for Your Domain」を、11月から提供している。ネット上で利用できるワープロや表計算の無料サービスも10月に開始した。
制限はあるもののOneBox for Enterpriseを使えば、情報の検索や共有、そして業務アプリへのアクセスまでを、グーグルのサービスでまかなえるようになる。個人向けと同様に、すべての情報はGoogleを経由するという戦略で、同社は企業情報システムを攻略し始めた。