
プログラミングの世界は広大です。自分の「母語」であるプログラミング言語を極めることも大切ですが,他の言語に目を向けることで驚くほど世界が広がることがあります。他の言語からエッセンスを学ぶことで,汎用的な「プログラミング力」が格段にアップするのです。
この特集では,個々の言語から何が学べるかについて具体的に解説しています。まず,Rubyの開発者でありプログラミング言語マニアとしても知られるまつもとゆきひろ氏に「複数のプログラミング言語を学ぶ意義」について語っていただきました。まつもと氏には,プログラミングの基礎となるコードの読み方の解説もお願いしました。
注目の言語,RubyとJavaScriptについては,気鋭の若手開発者のお二人に解説していただきます。さらに,伝説のプログラミング言語Eiffelの解説を,Bertrand Meyer氏の名著「オブジェクト指向入門」の翻訳で知られる酒匂寛氏にお願いしました。これを機会に,今まで知らなかったプログラミング言語にぜひ挑戦してみてください。
・総論 複数のプログラミング言語を学ぶ意義・Part1 オープンソース/C言語に学ぶ「ソースコードの読み方」
・Part2 Rubyに学ぶ「Ruby on Railsの正体」
・Part3 JavaScriptに学ぶ「言語の拡張性」
・Part4 Eiffelに学ぶ「正しいオブジェクト指向」