■問1 以下は,IPを説明した文章である。空欄[ a ]~[ d ]にあてはまる字句を選択せよ。

IPは,さまざまなアプリケーションのデータを[ a ]という単位で転送するプロトコルである。パソコンやサーバーなどの端末が作った[ a ]は,IPアドレスという情報に基づいて[ b ]やレイヤー3スイッチによって転送される。IPアドレスには,端末の場所を示すホスト・アドレスとネットワークの場所を示す[ c ]がある。[ b ]は,ルーティング・テーブルを参照することで,[ a ]の転送先を決める。そのルーティング・テーブルの内容を自動的に登録するには,RIP,[ d ],BGPといったルーティング・プロトコルを利用する。

選択肢 [ a ] [ b ] [ c ] [ d ]
IPパケット
MACフレーム
LANスイッチ
ルーター
ネットワーク・アドレス
MACアドレス
HTTP
DNS
OSPF

■問2 以下の図は,3台のルーターで構築したネットワークを使って,パソコンAからパソコンBまでIPパケットを転送する経路を示している。空欄[ a ]~[ d ]にあてはまる数字を選択せよ。

図●問2
図●問2  [画像のクリックで拡大表示]

[ a ]
192.168.10.0
192.168.20.0
192.168.30.0
192.168.40.0
192.168.50.0
[ b ]
(1)
(2)
(3)
[ c ]
192.168.10.0/24
192.168.20.0/24
192.168.30.0/24
192.168.40.0/24
192.168.50.0/24
[ d ]
10
20
30
40
50

■問3 [ a ] ルーターによるIPパケットの転送回数は,IPヘッダーにあるTTL(生存時間)という情報によって制限される。このTTLの説明として間違っているものはどれか。

TTLの値は,IPパケットがルーターによって転送されるときに,1減る
TTLの値が0になると,そのIPパケットは廃棄される
TTLの初期値は255と決められている
TTLのしくみを使うことにより,行き先の見つからないIPパケットがいつまでもネットワークを徘徊することを防ぐ

■問3 [ b ] マルチキャスト・アドレスを正しく説明しているものはどれか。

マルチキャスト・アドレスはパソコンなどの端末に割り当ててルーターが管理する
マルチキャスト・アドレスは127.0.0.1である
あて先にマルチキャスト・アドレスを指定すると,同一LAN上のすべての端末にIPパケットが必ず届く
あて先にマルチキャスト・アドレスを指定すると,送信元のパソコンがグループに所属する端末ごとに同一パケットを1個ずつ送る


【まとめ--IPのしくみ】

図●まとめ--IP
図●まとめ--IPのしくみ
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 まずは修了テストを受けてみましょう。そして間違ったところを確認しましょう。