図1 nbtstatコマンドでネットワーク上のWindowsパソコンを一覧表示した画面
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図2 事前に作成したテキスト・メッセージをsmbclientコマンドを使ってメッセージとして送った画面
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図3 指定先のWindowsパソコンで表示されたポップアップ・ウインドウ
図3 指定先のWindowsパソコンで表示されたポップアップ・ウインドウ
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smbclient -M NetBIOS名

 Linuxなどのホストから,Windows コンピュータに簡単なメッセージを伝えたいことがあります。このような場合はsmbclientコマンドを使えば,相手のパソコンに,ポップアップを表示させることが可能です。具体的には,-Mオプションを使って,標準入力からテキスト・メッセージを送信します。

 ただし,このメッセージを受信してポップアップを表示するためには,WindowsパソコンでMessegerサービスが起動している必要があります。-Mオプションのパラメータには,nbtstatコマンドの出力で<03>もしくは<01>として表示されたNetBIOS名を指定します(図1)。

 例えば,事前に作成したテキスト・メッセージをcatコマンドで表示させ,その内容をsmbclientコマンドで処理させることで,ポップアップ・メッセージとしてWindowsコンピュータに送信できます(図2,図3)。