図 LinuxからWindowsサーバーにファイルをコピーした画面
図 LinuxからWindowsサーバーにファイルをコピーした画面
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smbclient サービス名 -Aファイル名 -c “put ファイル名

 LinuxからWindowsサーバーやSambaサーバーといったCIFS/SMBサーバーにファイルをコピーしたいことがあります。もし定期的に実行するコピー作業ならば,コマンドで実行したほうが手間をかけずに簡単なことがあります。このようなときはsmbclientコマンドを使います。

 smbclientコマンドは基本的には,接続してからコマンド一つひとつを入力して対話型で利用するコマンドです。ですが,-cオプションを使えば一連のコマンドをまとめて実行できます。このとき,個々のコマンド文字列はシングルコーテーションで括ります。

 ユーザーの認証が必要ならば,-A オプションを使用してユーザー名やパスワードをファイルから読み込ませることもできます(図)。ただし,-A で読み込むファイルは平文テキストであるため,他のユーザーから参照されないようにファイルのパーミッションに注意する必要があるでしょう。

 ログを定期的に集積する場合などのように,LinuxからWindowsサーバーやSambaサーバーへのコピーを定期的に実行したいこともあるでしょう。このようなときは,ここで示したようなコマンドをスクリプト化して,cronで定期的に実行するのがよいでしょう。