ITエンジニアの皆さんなら,一度は「情報工学」を学んだことがあるかもしれない。しかし,その知識をしっかり身に付けている人は少ないのではないだろうか。本連載では,プロフェッショナルの必須知識と言える情報工学の様々な理論について解説していく。

第1回 アルゴリズムと計算量---「計算量理論」を理解し,アルゴリズムを評価する 
第2回 形式言語とオートマトン---「文」のルールを知り,機械に解釈させる 
第3回 符号化理論---あらゆる情報を数値で扱う「符号化」理論を知る 
第4回 ブール代数---論理を「1」と「0」で表す「ブール代数」を理解する 
第5回 グラフ理論---要素同士のつながり方を「点」と「辺」で分析する 
第6回 オペレーションズ・リサーチ(OR)---数学モデルを駆使して,経営戦略を立案する 
第7回 集合論---数学の「集合論」にRDBの正体を見る 
第8回 RDBの正規化理論---からみ合う「鎖」を解き放ち,データをすっきり整える 
第9回 アルゴリズムの設計技法---3つの基本技法を駆使して,「難問」解決にチャレンジ 
第10回 OSI基本参照モデル---7階層による道案内で,データを迷わせない 
第11回 データ解析---データの価値を引き出す様々な解析手法を知る 
第12回 システムの記述法---システム分析・設計の3つのアプローチを学ぶ 
第13回 OSの基本機能---マルチタスクや仮想記憶で,ハード資源を有効活用 
第14回 近代コンピュータ史---「日本人初」はあなたかも,目指せ,チューリング賞