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第3回 これだけは押さえておきたい10のチェックポイント(前編)
出典:日経コミュニケーション 2007年5月15日号
40ページより
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) SaaSが手軽に導入・利用できるサービスだと言っても,何の準備もせずに使い始められるわけではない。例えばセキュリティ。前回紹介したアンケート調査の結果にあるように,ユーザーの7割はSaaSに対してセキュリティ面の不安を感じている。ほかにも運用体制,拡張性などチェックしておくべきポイントがある。今回はセキュリティ面と性能・信頼性について解説する。 SaaSの導入を検討するに当たってまず調べたいことは,機能と料金だろう。ただ,それだけでは足りない。安心してサービスを利用するには,チェックしておきたい項目がほかにもある(図1)。セキュリティ,サービス・インフラの性能と信頼性,システム連携やカスタマイズなどに対応できる拡張性/柔軟性といった点だ。加えて,ユーザー自身の利用環境が,SaaSを利用できる状態になっているかどうかも重要な項目である。
みずほは現地調査で300項目をチェックサービスのチェックに関しては,参考になる例がある。前述のみずほプライベートウェルスマネジメントだ。みずほフィナンシャルグループには,システム利用に関してグループを通じた「ITスタンダード」というポリシーがある。このITスタンダードのうち,外部のサービスを利用する場合でも満たさなければならない項目を洗い出したところ,チェック項目は「データ・センターの電源や空調の信頼性」「バックアップ対策」「情報漏えいやデータの不正利用への対策」など300個に上った(図2)。同社のセールスフォース・ドットコムの導入を支援したみずほ情報総研は,データ・センターを視察するために米国へ飛び,これらの項目についての実態を逐一チェックした。
みずほプライベートウェルスほどではないにしても,SaaSを利用するに当たっては,安全策をとる意味で,最低限のチェックはしておきたい。ここでは,重要度が高いと考えられる10項目をポイントとして挙げた。ユーザーのシステム運用ポリシーや利用するアプリケーションの種類,既存のネットワーク環境やシステム環境などによって重視するポイントは違ってくるが,概ね,この10項目に含まれるはずだ。 セキュリティ
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