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ジャンル:運用管理ソフト 作者:NTTデータ ライセンス:GPL URL:http://www.hinemos.info/ |
Hinemos(ヒネモス)は,オープンソースの運用管理ソフトである。複数台のコンピュータをグループ単位で一括管理できることが特徴だ。ユーザーの運用目的に応じた監視や操作を,GUIから容易に行える。
企業内では,複数のサーバーが動作していることは今や当たり前だ。これらのサーバーの運用管理はどのように行われているのであろうか。1〜2台程度のサーバーであれば,シェル・スクリプト等の比較的簡単な手作りツールにより,十分に管理ができるかもしれない。しかしサーバーの台数が多くなると,手作りツールでは対応できない。本格的な運用管理ツールの導入が不可欠だ。
運用管理ツールには,有償,無償を問わず,さまざまなものが存在する。無償の運用管理ツールとしては「OpenNMS」や「Nagios」が有名である。しかし無償のツールはネットワーク監視あるいはサーバーの性能監視に特化するなど機能が限定されており,商用の運用管理ツールのように複雑なサーバー環境を統合管理するような用途には向かない。
ここで紹介する「Hinemos」(ヒネモス)は,まだ商用の統合運用管理ツールと肩を並べる域にまでは達していないが,複雑なサーバー環境やクライアント環境でも十分な運用管理機能を提供する,オープンソース・ソフトだ(図1)。商用ソフトに匹敵する機能を備えるべく,活発に開発されている。
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| 図1●Hinemosの主要機能 複雑なサーバー環境やクライアント環境でも十分な運用管理機能を提供する。 [画像のクリックで拡大表示] |
Hinemosは,表1に示した7つの主な機能を持つ。どれも大規模なシステムに対しても十分に対応可能なように作られている。
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| 表1●Hinemosの主な機能 |
これらの主要な機能の中で特筆すべきものとして,商用の統合運用管理ツールに匹敵するジョブ管理機能がある。複数のノードにまたがったジョブを1つの「ジョブネット」として定義し,1台のノード上のジョブと同様の管理ができる。オープンソースの運用管理ツールで,ここまでのジョブ管理機能を持つものは極めて珍しい。
こうした主要な機能に加えて,Hinemosの最大の特徴は,管理対象になるコンピュータ(以下,「ノード」と呼ぶ)をグルーピングし,グループ単位で制御や監視,管理などを一括して実行できることだ。
Hinemosでは各グループを「スコープ」と呼ぶ。このスコープはシステム管理者が自由に決められる。図2は複数のノードを,業務別,OSやサーバーの種類別などのスコープに分け,Hinemosで管理している一例だ。このような複雑なサーバー環境でもグルーピングを適切に行えば,グループごとに運用管理方法を統一できる。
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| 図2●スコープの概念 複数のノードを,業務別,OSやサーバーの種類別などのスコープに分け,Hinemosで管理している一例である。このような複雑なサーバー環境でもグルーピングを適切に行えば,グループごとに運用管理方法を統一できる。 [画像のクリックで拡大表示] |
例えば,複数のWebサーバーを1つのスコープとして設定すれば,単一のWebサーバーとして管理可能だ。スコープによる管理は,運用管理作業の省力化につながる。
それでは,先ほど列挙した7つの機能を詳しく紹介しよう。