過去に約22万件の住民情報の漏えい事件を起こした京都府宇治市は,何としても再発を防ぐためにセキュリティの抜本的な強化に取り組んでいる。その事件の裁判で敗訴した2002年から各種セキュリティ・システムの導入が始まり,およそ3年かけて整備してきた。だが,「セキュリティ対策に終わりはなく,まだまだやることがある」(企画管理部IT推進課の課長 木下賢二氏,写真1右)と,今後も継続して対策を進める考えだ。

  • 外部ネットと常時接続しない <上>
  • ユーザーの業務ごとにVPNを設置 <下>