高コストだが実績のあるシステム構成を採るか,それとも実績は皆無だが低コストで技術上の利点が多いシステム構成を採るか――。

 東武百貨店のクレジット決済子会社である東武カードビジネスは,キオスク端末「ポイントターミナル」の構築/配備プロジェクトで,この命題に直面した。プロジェクト開始当初,支持する技術/ベンダーが分かれた。事態収拾の鍵になったのは,「ホスト連携」と「データ転送量の抑制」だった。

  • 技術選定で意見が割れる <上>
  • ホストとの連携を重視 <下>