日本生命保険は2005年1月4日,新営業支援システムの「ニッセイWebシステム」を本稼働させた。約500億円を投じ,最大で600人が同時にプロジェクトにかかわった新システムは,2000営業所(以下,拠点)で6万人の営業職員が利用する。アプリケーションは約500万ステップ,そのトランザクション数は平均450画面/秒に達する。

 この巨大なWebシステムをスムーズに開発/運用する最適解として,システムのインフラを構築する「基盤チーム」はフレームワーク整備やネットワーク負荷軽減など4つの工夫を凝らした。

  • 業務共通機能を徹底的に洗い出す <上>
  • オフラインでもJ2EEを流用 <下>