定期的に必要な再起動,度重なるウイルス侵害――。郵船航空サービスのメール・システムは,トラブル続きであった。大手のベンダーに依頼して構築したものの,いつまで待っても問題が解決しない。サポートの質も悪化していった。これらの状況を改善するには「ベンダー丸投げの体質を見直し,自社で障害に対応できる体制に変える必要がある」(情報システム部 ITソリューション課 課長 室田修一氏)と考えた。2004年4月7日に稼働した3代目のメール・システムは,自社主導で構築し,現在1日当たり約8万通のメールを安定して処理している。

  • 大手ベンダーに一任 <上>
  • 3代目はシステム部が構築 <下>