Linux用の印刷システムである。UNIX系OSでは従来,「lpr」と呼ばれる印刷システムが使われてきた。しかし,lprはスプールを管理する機能だけしか提供しない。このため,プリンタ独自の機能(例えば,高画質印刷や両面印刷)を利用したり,インク残量や紙詰まりといったプリンタの状態を把握したりすることは不可能だった。

 こうした機能制限を解消するためにOPFCプロジェクトでは,プリンタの状態情報をアプリケーションが取得するための共通インタフェースを用意。BidiBackendなどで構成される共通インタフェースを利用すれば,プリンタ情報のフィードバックが可能である。既にキヤノンなどが,同インタフェースに対応したLinux用のプリンタ・ドライバを提供している。


ジャンル:各種ドライバなど
作者:OPFC (OpenPrinting Framework Consortium) プロジェクト
ライセンス:GPLなど
URL:https://sourceforge.jp/projects/opfc/