いま生かすべき新潟県中越地震の教訓

新潟県中越地震や新潟・福島豪雨など,2004年は100年に1度と言われるような災害が重なった。災害に備えていた企業も,想定外の事態に対応し切れなかったのが実情だ。災害では何が起き,事前に何をしておくべきだったのか。自然災害/テロ対策の最前線を追う。

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【総論】その災害対策は機能しない 

【現場】復旧の前段階で立ち往生、被災地で続出した誤算
(1)避難・安否確認:社員と連絡が取れない 
(2)損害把握:建物に入れない、担当者が出社できない 
(3)システム復旧:サーバーは無事でも停電で使えず 
(4)業務再開:サーバー室が温度上昇、被災なしも要対処 

【備え】リスク分析とテストで投資対効果を高める
(1)業務の重要性を明らかにしたうえで災害リスクを分析 
(2)テストを行って改善をし続ける