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「失敗」から学ぶ合格の秘訣 IT資格不合格体験記

第3回 ORACLE MASTER Silver

合格の秘訣は,「迷ったら実機で確認」の徹底

2007/05/10 ITpro

 画面に「不合格」の3文字。まさかまさか,「SQL」試験で不合格になるとは・・・。

 ただ,4~5カ所即答できない問題があり,「鉛筆転がしの幸運でもなければ不合格」と,試験中に覚悟はしていた。すぐに間違えた個所のチェック。1週間後の受験手続きを行った。

共に勉強しよう

 「『ORACLE MASTER Silver Oracle9i Database』を取得しよう」と決意したのは2005年12月のことだ。

 2005年の3月まで,専門学校の1年生にデータベースの基礎を教えていたが,無料で機能が充実したMSDE(Microsoft SQL Server 2000 Desktop Engine)を教材として採用したため,Oracleは縁遠い存在だった。

 教え子たちは2年へ進級するとOracleを学ぶ。そして9月から順次,「ORACLE MASTER Silver Oracle9i Database」取得に必要な「SQL」試験(1Z0-011J),「Oracle入門」試験(1Z0-012J),「Oracle 9i DBA I」試験(1Z0-031J)を受験開始。10月には,続々と「SQL」試験や「Oracle入門」試験合格の報告を受けていた。

 そんな中,ある教え子から,「Oracle 9i DBA I」試験の攻略法について相談を受けた。「Oracle 9i DBA I」試験の範囲は,専門学校の当時のカリキュラムでは網羅しておらず,彼らも独学で試験勉強に臨まなければならない。

 「これは『Oracleは知らない』とそっぽを向いている場合ではない」と,共に勉強して受験することを決意。「負うた子に教わる」を地で行ったような,受験動機だったのである。

資格取得キャンペーンを利用

 とは言え,当時派遣として,ある企業の情報システム部門を一人で担当していたため,Windows Serverやネットワークの勉強に費やす時間が長く,なかなかORACLE MASTER Silverの試験勉強へ時間が割けないまま2006年を迎えてしまった。

 言い訳をしているうちは,絶対に資格取得は無理だ。「納期で追い立てられて徹夜が続く仕事ではない」,「甘えていてはいつまでたってもスキルアップできない」と自分の受験勉強へのモチベーションを上げる日々が続く中,ちょうど派遣会社の資格取得キャンペーン「合格したらキャッシュバック」の文字が目に飛び込んできた。

 「これを使おう!」。期限は2006年4月末までの合格が対象だったため,長すぎず短すぎない目標設定ができる。

 タイミングよくOracle運用管理の仕事を紹介してもらい,「もうすぐORACLE MASTER Silverを取るのでご紹介願います!」と,今となっては考えられない度胸で自分の目標を公開。さあ,期限は切った。あとは行動あるのみ。

 「先生,DBA受けるんだよね」という元教え子たちの言葉も,モチベーションアップにつながったことは言うまでもない。

検証する作業が抜け落ちていた

 「SQL」試験に関しては,SQL99構文に準拠したSQLを1年間,専門学校で教えてきたため,ハードルは低いと思っていた。

 「1週間の勉強期間で十分」と割り切り,購入した書籍に,通勤電車の中でマーカーを引く,問題を解く,といった「直前試験勉強」を開始。集中して勉強できたが,自分でSQL文を書いて検証する作業が抜け落ちていた。

 これが「SQL」試験不合格の原因だった。(1)実機で確認,(2)自分が納得できる結果を得る,(3)それを発展させる,という3つの作業のうち一つでも欠けていれば「理解」には程遠く,少しひねった問題が出るとお手上げだったのだ。

 対策は,(1)「『SQL』なら通るだろう」という思い込みを追い払う,(2)どれがOracle Databaseの特殊性かしっかり把握する,(3)迷ったら実機で確認---これを徹底することだった。

 「SQL」試験のみならず,人間は,丸暗記でも物事をしっかり記憶にとどめられるタイプと,理解したプロセスを通して記憶するタイプに分けられる。私は後者。こつこつ時間をかけて,電車の中での少しの時間をも見つけて集中して勉強するしかない。近道はないのである。

SQL Serverとの対比で理解が深まる

 上で述べた対策の甲斐あって,2006年2月23日,無事「SQL」試験に合格した。「Oracle入門」試験については,試験準備期間を2週間と限定し,集中して勉強。問題集には怪しい記述もいくつかあり,疑問に思ったときはすぐに実機で動作を確認した。そのおかげで,「Oracle入門」にも合格することができた。

 「Oracle 9i DBA I」試験に関しては,2冊の問題集の横に,2~3冊の参考になる本,それにOTN(Oracle Technology Network,日本オラクル公式技術サイト)のリファレンスを置き,理解できない概念は理解できるまで徹底的に調べた。さらに,アーキテクチャが異なるSQL Serverと対比することで,より理解が深まった。2006年4月13日の「Oracle 9i DBA I」試験の受験時は,不合格を見込んで,次回のバウチャー(受験チケット)を手元に用意して受験。合格の2文字がこんなに嬉しかったことは,大学受験以来だった。

 Oracle DatabaseをWebアプリケーションのバックエンドで使う場合,「Oracle 9i DBAII」試験(1Z0-032J)や「Oracle 9i パフォーマンス・チューニング」試験(1Z0-033J)がカバーする知識も必須になる。特に「DBAII」試験の問題の範囲は,日常の運用で出会うことばかりなので,こつこつ型の私には向いている。ぜひ,今年中にチャレンジしたいと思っている。

試験概要:ORACLE MASTER Silver Oracle9i Database
「SQL」試験(1Z0-011J),「Oracle入門」試験(1Z0-012J),「Oracle 9i DBA I」試験(1Z0-031J)に合格すれば取得できる,グローバルな認定資格。「SQL」では標準的なSQLとOracle固有のSQLや関数を問われ,「Oracle入門」では表・ビュー作成や各種制約とOracleのアーキテクチャの一部を問われる。「DBA I」ではデータベース・表領域作成および変更に伴うアーキテクチャへの理解を問われる。

村岡 淳子(むらおか じゅんこ)
1985年鹿児島大学を中退後,専業主婦の傍ら在宅でワープロ入力の仕事を続ける。2000年,制御系SIerの営業事務として2年間勤務した後,専門学校テラハウスICAに事務兼講師として勤務。2004年より派遣としてヘルプデスク,運用管理,SE業務を経験後,2007年2月にIT系人材派遣会社へ入社。社内SEとしてWebアプリケーションなど各種業務システム運用に携わる。

■変更履歴
プロフィールで「1960年鹿児島大学を中退」となっていましたが,1985年の誤りです。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2007/05/10 12:00]

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