図1 NICTのNTPサーバーに時刻の問い合わせのみを実行した画面
図1 NICTのNTPサーバーに時刻の問い合わせのみを実行した画面
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図2 NICTのNTPサーバーの時刻にホストの内部時計を同期させた画面
図2 NICTのNTPサーバーの時刻にホストの内部時計を同期させた画面
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ntpdate NTPサーバー

 ホストの内部時計の時刻がどのくらいずれているかは,ntpdateコマンドを実行すれば簡単に調べられます。このときに-qオプションを付ければ,システムの時刻修正は実行せずに,時刻のずれだけを調べられます。例えば,NICT(独立行政法人 情報通信研究機構のNTPサーバー(ntp.nict.jp)へ問い合わせを実行したのが図1です。この画面を見ると,実行したホストの内部時計は約1.87秒のずれがあることが分かります。

 -qオプションを指定しないで実行すれば,NTPサーバーの時刻にホストの内部時計を合わせることができます(図2)。図2では,同期の実行後に「ntpdate -q」で再度問い合わせていますが,誤差が約0.3秒に小さくなっていることが確認できます。