昨年末,当欄で内部統制をテーマに「ついにカウントダウンが始まった!」という記事を書いてから約4カ月が経過した。企業でITマネジメントや業務プロセスの見直し,コンプライアンスなどに携わっている読者のなかには,この4月をいつもと違う気持ちで迎えた方も多いのではないだろうか。
というのも,日本版SOX法(金融商品取引法)が適用される「2008年4月以降に始まる事業年度」まで,いよいよ1年を切ったからである。2009年3月期の決算で「内部統制報告書」の提出を義務付けられた上場企業にとって,2008年4月からの内部統制の“本番運用”に向けた1年がスタートしたのだ。冒頭の記事は,金融庁が内部統制の「実施基準(公開草案)」を公表したことをきっかけにしたものだが,ついに正真正銘のカウントダウンが始まったと言える。
となれば,ユーザー企業において内部統制に直接・間接にかかわる担当者や,それを支援するツールやサービスを提供するベンダーの担当者にとっては,より実務に直結した情報が必要となる。このタイミングをとらえ,日経BP社のIT系5媒体は,昨年6月から運営してきた内部統制の専門サイト「内部統制.jp」をリニューアルし、デザインや構成も新たに再オープンした。
今回のリニューアルを機に,個々の記事にはITproの他のテーマサイトの記事と同様,よく読まれた記事のランキングを表示している。ちなみに4月4日時点では,日本版SOX法「実施基準」の読み解き方,「業務処理統制」の徹底理解,弁護士・大 毅の押さえておきたい「会社法」の基本といった,実務性の高い連載の記事がずらりと並んだ。
内部統制.jpを以前からご覧いただいていた読者は気づかれたと思うが,サイトのデザインや構造に関しては従来よりもITproとの親和性を持たせている。しかし,日経コンピュータ,日経情報ストラテジー,日経SYSTEMS,日経ソリューションビジネスの4誌とITproがそれぞれの専門性を生かして情報を発信していく,という基本方針に変わりはない。内部統制に取り組む読者の皆様にとって,このサイトが“本番運用”までの1年を乗り切るための一助となれば幸いである。