Exchange Server 2007を導入する際には,どのようなポイントに注意すべきだ ろうか。Exchange Server 2007は,従来のバージョンと比べて機能が大幅に強化 されているが,それだけに設計の勘所も従来と異なっている。Exchange Server 2007には,どのようなネットワーク構成やストレージ・システムが適切なのか, システム設計上のポイントや注意点を5回に渡って解説する。



目次

(第1回)Exchangeのどの機能(ロール)を選ぶか? 
(第2回)Exchangeに適したネットワーク構成とは 
(第3回)Exchangeに適したストレージ・システムとは 
(第4回)バックアップとリストアを考慮したExchangeサーバー設計 
(第5回)Exchangeのセキュリティを万全に 


著者紹介
田辺 武
日本ヒューレット・パッカード株式会社
グローバルデリバリ統括本部オペレーションサービス本部
サーバーオペレーション第二部

 日本デジタルイクイップメントに入社後,ネットワーク製品の保守に携わる。その後,メッセージング製品を中心にコンサルティング・ビジネスのデリバリ・サービスを手がける。コンパックを経て,現在のヒューレット・パッカードに至るまで,Windowsプラットフォームをベースにした数多くのITインフラストラクチャ構築の経験を持つ。特に,Exchange Serverに関しては,Exchange 4.0時代から設計/構築/展開を実施し,cc:MailやBanyan Mailからの移行,Exchange 5.xから200xへのアップグレードなどの豊富な経験を有する。現在,グローバルデリバリ関連のITアウトソーシング部門に所属し,Exchange,MOSS,SQL Serverなどを含むマイクロソフト製品の技術サポートを担当している。