アップテンポのWeb2.0以上の「コマースサイト」では商品がところ狭しと、ひしめくなか、この商品、さらになんとしてでも、もう一品の便利や、快適を体験してもらうための工夫が目白押し。
そんなコマースサイトの激戦のなか、こんなにのんびりしてていんでしょうか…?と、思わず和んでしまうサイトを発見。
もう、なーんにも考えずにただ写真が大きいってもうなーんにも考えずに数少ない「セレクト」された商品だけだからあれこれ迷う暇もない。そんな、気軽なお買い物できるのが「gift」のサイト。
散歩がてら、ふと立ち寄ったフリーマーケットでお気に入りを「みつけて」、あ、なんかこれはまった、買う!即決!っていうあの感じ。自分を待っててくれたんじゃないかと思えるような、なんとなく自分にだけ、いいめぐりあいがあったような、ちょっと自慢げで人に話したくなっちゃう、あの感じ。
このWebサイトは、小さいながらも、そんなお買い物心をくすぐります。
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売っているものは、デザイナーがデザインしたという少ロットの「Tシャツ」だけ。そのへんの街中で「いい感じのスタイルで過ごしている」若者がTシャツを着こなして、ライフもこなしてます、という大きな写真がどん、と展開。これが、心にじんわり、響きます。
ナビゲーションはといえばPrev(前)へ、Next(次)へのスーパーシンプルナビゲーション。いまどきのコマースサイトでの緻密なナビゲーションを考えると、もはや拍子抜けするほど軽い操作感。あとは、買ってく?やめとく?という選択だけ。代官山や目黒あたりのセレクトショップをぶらっと、散歩しているあの、軽くて、気持ちのいいウインドウショッピングのうきうきした感覚が、想いだされるWebサイトなのです。
どんなものでも、どんなことでもそうですが大きくなりすぎると、小さくなる濃くなりすぎると、薄くなる重くなりすぎる、軽くなるもういちど、軽くいってみようか、ってそんなコマースサイトもありだな、と感じます。
●今日のまとめ
フリーマーケットやウインドウショッピングのデザイン