日経マーケット・アクセスが企業の情報システム担当者を対象に行った調査で,2006年12月の1カ月間に導入したパソコン・サーバーのメーカーと台数を聞いた(複数回答)。

 購入製品のメーカー数のトップは4カ月連続でデル(回答数46),次いでNEC(31),日本ヒューレット・パッカード(HP,27),日本IBM(25,レノボ・ジャパンを加えて31)の2番手争い。2006年12月調査では3番手グループにつけていた富士通(20)が今回はやや置かれた。

 購入台数はNECが3カ月連続トップ(871台),デルが2006年10月調査(2006年9月実績)以来の上位進出で2番手につけた(578台)。以下日本HP(332台)とレノボ・ジャパン(316台,日本IBMを加えて546台)が3番手グループ。

 今回は調査対象の導入時期が年末にあたったためか,1回答平均の導入台数が,2006年11月実績(12月調査)からほぼ2倍の20台強に急増した。これは明3月1日公開記事で紹介予定のデスクトップ型パソコン,3月2日公開記事で紹介予定のノート型パソコンでも同様で,デスクトップ型が1回答平均86台弱(2006年11月実績は同40台弱),ノート型が同96台弱(同45台弱)となった。

◆注
 調査実施時期は2007年1月中旬,調査全体の有効回答は2523件,うち情報システム担当者の有効回答は548件。
 回答者の勤務先の情報システムの構成要素として,正式発注や契約など当該月に購入が確定したもののみが対象で,「過去に発注済みのパソコンが当該月になって納品されたもの」「回答者の個人用パソコンの購入」は除外している。
 2006年12月調査から「業種がコンピュータ関連で,当該メーカーの全導入台数の過半数を占める」大量一括導入の回答を集計対象外とした。これにより2007年1月調査では,サーバーで610台(1回答あたり約4.9台に相当)分の回答が除外された。
 2006年9月調査(8月の導入実績)の結果は2006年10月30日付け記事,2006年10月調査(9月の導入実績)の結果は同11月30日付け記事,2006年11月調査(10月の導入実績)の結果は同12月21日付け記事,2006年12月調査(11月の導入実績)の結果は2007年1月25日付け記事を参照。

図●前月(2006年12月)のパソコン・サーバーの導入台数(n=125)