概要  
ホスト名やNIS(network information service)ドメイン名の表示,あるいは設定などをする。-vオプション以外のオプションは排他的で,基本的に一つしか指定できない。もし複数のオプションを指定した場合は,最後に指定したオプションが有効になる。

 構文  
hostname [[-v] | [-v] {-a | --alias} | [-v] {-d | --domain} | [-v] { -f | --fqdn | --long} | [-v] { -i | --ip-address} | [-v] {-s | --short} | [-v] {-y | --yp | --nis} | {-V | --version} | {-h | --help}]

または

hostname [-v] [-y | --yp | --nis] {-F ファイル名 | --file ファイル名 | ホスト名(NISドメイン名)}


 利用環境  
Red Hat Enterprise Linux ○ (net-tools 1.60にて確認)

 オプション 
(なし)そのコンピュータの現在の名称(ホスト名)を表示する。
-v結果を詳細モードで表示する。コマンド内部の処理状況を逐一出力する。
-a | --aliasgethostname関数を使って(別名があれば)別名を表示する。
-s | --shortgethostname関数を使って,「hogehoge.nikkeibp.co.jp」のようないわゆる完全修飾ホスト名(FQDN)ではなく,hogehogeような短い形式のホスト名を表示する。
-f | --fqdn | --longgethostname関数を使って,「hogehoge.nikkeibp.co.jp」のような完全修飾ホスト名(FQDN)を表示する。
-d | --domaingethostname関数を使ってドメイン名を表示する。
-i | --ip-addressgethostname関数を使ってホストのIPアドレス(複数の場合あり)を表示する。
-y | --yp | --nisgetdomainname関数を用いてNIS(network information system)ドメイン名を表示する。
-V | --versionhostnameプログラムのバージョンを表示する。
-h | --helpヘルプを表示する。
ホスト名(NISドメイン名) | -F ファイル名 | --file ファイル名ホスト名を指定した内容に設定する。-Fまたは--fileオプションを使った場合は,指定したファイル名のファイルに記述してある内容に設定する。ファイルには通常,設定するホスト名をテキストとして記載する。ファイルに複数行がある場合は,先頭行を設定するホスト名と見なす。なお,「-n | --yp | --nis」オプションと一緒に指定した場合は,NISドメイン名を指定した内容あるいはファイルの情報に設定する。


 使用例1:ホスト名を表示する(クリックで詳細表示)  
hostname

 使用例2:ホスト名を変更する(クリックで詳細表示)  
hostname ホスト名