本田 恵一 アイ・ピー・ビジョン
代表取締役
本田 恵一

前回に引き続き、日本国内のインターネット電話サービスを紹介する。03-XXXX-XXXで着信可能なプラネックスコミュニケーションズの「CyberGate-Phone」、アジルネットワークスの「アジルフォン」の二つである。CyberGate-Phoneはソフトフォンのほか、SIP電話機も利用できる。

 今回は前回に引き続き、日本国内のインターネット電話サービスを紹介する。日本国内には前回紹介した「G-LEX」「freep」以外にもいくつかのインターネット電話サービスが存在している。これらのサービスを検証してみた。

プラネックスコミュニケーションズ「CyberGate-Phone」

 プラネックスコミュニケーションズが昨年6月に開始したのが「CyberGate-Phone」である(写真1)。ネットワーク機器を販売してきた同社が、そのノウハウを生かしてサービスを提供しようというもので、「CyberGate」というサービス群のひとつのサービスである。

 主なサービス内容は以下の通り。
1.会員間無料通話
2.どこでも03従量通話オプションプラン
3.あんしんリミット機能
4.ボイスメール

 「CyberGate-Phone」を利用するには、お決まりの無料会員登録が必要だ。まずは、Webサイトから会員登録を行う。この状態では「CyberGate」の会員になっただけで、「CyberGate-Phone」は利用できない。Webサイトでログインし、「サービスの追加登録」(写真2)で「CyberGate-Phone」を申し込むと自分の内線番号が割り振られ、利用できるようになる。

写真1●プラネックスコミュニケーションズの「CyberGate-Phone」   写真2●追加登録によって利用可能に
写真1●プラネックスコミュニケーションズの「CyberGate-Phone」
[画像のクリックで拡大表示]
  写真2●追加登録によって利用可能に
Webサイトでログインし、「サービスの追加登録」で「CyberGate-Phone」を申し込むと自分の内線番号が割り振られ、利用できるようになる。
[画像のクリックで拡大表示]

 推奨ソフトフォンは「CG-Phone」(写真3)と「M2XTelTel」(写真4)である。すでにデフォルトでサーバーなどはセットされているので、インストール後はID、パスワードくらいの必要最低限の設定ですむ。非常に簡単である。また、これらの推奨ソフトフォン以外の一般的なSIP端末も利用可能である。

写真3●CyberGate-Phoneの推奨ソフトフォン「CG-Phone」   写真4●「M2XTelTel」の画面
写真3●CyberGate-Phoneの推奨ソフトフォン「CG-Phone」   写真4●「M2XTelTel」の画面

 具体的な設定方法は、前回G-LEXに「X-Lite」を接続したときと同様なので、そちらを参照してもらいたい。「CyberGate-Phone」のSIPサーバー・アドレスはvoipstation.jpになっているので、IDやパスワードを併せて設定すれば大抵のSIP端末は接続できるはずだ。ちなみに、筆者はX-Liteを接続して利用してみたが問題なかった。ただし、推奨端末以外に関してはサポート対象外で問い合わせはできないのでご注意を。