日経マーケット・アクセスの月次調査「日経マーケット・アクセスINDEX(日経MA-INDEX):企業情報システム」の2007年1月版では,情報通信製品/サービス・ベンダーとシステム・インテグレーターの主要企業について,「強い存在感がある」「会社に勢いがある」と感じるかを聞いた。このうち主要ベンダー22社への「存在感」「勢い」の評価を相関図の形にまとめた。

 図からもわかるように,「存在感がある」の軸ではマイクロソフト(92.7%),「勢いがある」の軸ではグーグル(83.9%)が飛び抜けて高い位置にプロットされた。さらに両方の軸でバランスよく高い位置を占めたのは,キヤノン(存在感83.8%,勢い45.9%)とデル(存在感76.6%,勢い45.2%),シマンテック(存在感75.8%,勢い42.4%)の3社だった。

 このほか「存在感」ではトレンドマイクロ(存在感83.6%,勢い36.4%)とアドビシステムズ(存在感87.0%,勢い33.2%)がSAPジャパン,日本IBM,NTT東日本/NTT西日本,日本オラクル,富士通,NECといった“列強”の中に割って入った形。「勢い」ではサイボウズが45.7%でデルを上回る3番手のスコアを得た(存在感は60.0%で22社中21番目)。

◆注
 調査実施時期は2007年1月中旬,調査全体の有効回答は2523件,うち情報システム担当者の有効回答は548件。
 回答者が,対象ベンダーのビジネス領域と自分の職務領域に「接点がある」とし,かつ対象ベンダーについて「今後利用したい」「強い存在感がある」「会社に勢いがある」のいずれかを「はい」とした回答者の数nを100%とした時の比率。n=30以上を得たベンダー22社のみを掲載した。

図●主要情報通信(ICT)製品/サービス・ベンダー22社に対するイメージ
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