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最大手FPTの実力(2) 日本語とITを教える4年制大学を設立
ベトナム最大手、FPTソフトウェアの親会社FPTコーポレーションは今年1月、ハノイにFPT大学を創立した(写真1)。FPT大学が育成を目指すのは、ズバリ日本向けの即戦力技術者。そのため、日本でのシステム開発経験がある技術者を日系企業から講師として招き、日本のシステム開発手法を教え込む。 教育カリキュラムは経済産業省のITスキル標準(ITSS)や米国のIT関連学会「ACM」の基準を参考に策定。FPTや日本のITベンダーで実際のシステム開発プロジェクトを体験する実習の場も設ける。 FPT大学については、企業が大学を設立することが珍しいのもあり、当初は「優秀な学生が応募してくるのか」と懸念されていた。だが、いざ募集を始めると、「FPT」のブランドが効いて大人気。FPTの技術者を夢見る高校生1871人が、大学のある首都ハノイだけでなく、全国から受験に集まってきた。最終的に合格したのは299人。競争率は6倍以上に上った。 国内大手ベンダーの役員が顔をそろえるPFTに開発を発注している国内ベンダーも、FPT大学によるエリート技術者の育成に期待を寄せている。1月13日土曜日にハノイで開催された大学創立式典には、野村総合研究所(NRI)、TIS、日立ソフトウェアエンジニアリング、新日鉄ソリューションズなど、国内大手ITベンダーの役員10人近くが列席した(写真2、写真3)。
FPTは試験結果が特に優秀だった学生に対し、ソフト技術者の初任給の40倍以上に相当する130万円強の奨学金を支給する。将来の会社の発展を見据え、18歳の若者への投資を惜しまず、日本市場向けのエリート技術者を育成するわけだ。 奨学金だけではない。新型のパソコン30台を配置した教室を八つ用意するなど、施設にも費用をかけている(写真4)。さらに、ハノイから西に30キロ離れたハイテクパークに東京ドーム6個分以上の面積を誇る新キャンパスを建設中。新キャンパスに移る09年には、生徒数は4学年合計で1万人になる計画だ。 連載新着連載目次へ >>
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