若い技術者の熱気にあふれる国がある。ベトナムだ。全人口の6割以上を30歳未満の若者が占め、年率8%以上の経済成長を続ける。産官学が連携し、日本語が分かる技術者の育成を加速させている。システム・インテグレータや政府・教育関係者への現地取材を基に、ベトナムのIT産業と若手技術者の今を紹介する。
■知られざる実像
(1) ソフト/サービス市場は年率4割増、毎年9000人のエリートが群がる
(2) 30歳未満が6割以上、ソフト技術者は3本の指に入る人気職種
■最大手FPTの実力
(1) 最大顧客は日本企業、売上高は3年で8.6倍に
(2) 日本語とITを教える4年制大学を設立
(3) CEOインタビュー、「企業が作った大学ならではの教育を施す」
(4) 平均年齢は26歳、20代で部下30人
(5) 社長インタビュー「自ら学ぶ技術者を育てる」
■現地ベンダーの素顔
(1) 日本での留学経験を生かし20代で起業
(2) 敏腕営業は留学生とmixi
(3) FPTを追え、ホーチミン最大のインテグレータ
(4) 「同じ費用で2倍のテストをこなせます」
(5) PSP向けeラーニング・ソフトの開発に従事
(6) 「納期のためなら徹夜も辞さず」