|
|
![]() |
| 図●ベトナムと日本の年齢別人口分布(2005年) 出所:英ユーロモニター・インターナショナル『Consumer Asia 2007』、総務省統計局 [画像のクリックで拡大表示] |
そんなベトナムの若者にとって、ソフト技術者は建築家などと並び人気職種のトップ3に入る憧れの仕事だ。将来性がある、頭脳だけで勝負できる、技術の進化が早いので努力次第で新技術を次々に習得できる、といった点が人気の理由である。
ハノイ工科大学など超難関大学の成績優秀な学生の多くが、ソフト技術者を目指しソフト/情報サービス業界に入ってくる。「ソフト開発を通じて産業の発展に貢献したい」、「国を豊かにしたい」といった志を持つ若者が、ベトナムのIT産業を支えているのだ。
ただし、日本語が話せる技術者の数は、現時点で中国のソフト/サービス産業には及ばない。そのギャップを少しでも埋めようと、多くのシステム・インテグレータが、日本語教室を開くなどして、技術者に日本語を習得させるのに必死となっている。
最たる例は、ベトナム最大手のFPTソフトウェアである。同社はグループ企業が運営する日本語教育専門学校を使い、多くの技術者に日本語の読み書きや会話を習得させている。システム開発の激務に追われながら、1回2時間の講義を1週間に3回受ける技術者もいる。
![]() |
![]() |
| 写真●日本ユニシス系の現地法人「USOLベトナム」で働くベトナムの若手技術者。大半が22〜23歳だ |
次回からは5回にわたり、FPTソフトの実力ぶり、エリート育成の仕組みなどを紹介する。