写真1 管理者パスワードを入力する
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写真2 インストールするパッケージのチェックをオンにする
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写真3 インストールするパッケージを確認する
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写真4 アカウントウィザードで“メールアカウント”を選択する
写真4 アカウントウィザードで“メールアカウント”を選択する
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写真5 自分の名前とメール・アドレスを入力する
写真5 自分の名前とメール・アドレスを入力する
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写真6 サーバーの種類とサーバー名を設定する
写真6 サーバーの種類とサーバー名を設定する
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写真7 ユーザーIDを入力する
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写真8 アカウント名を入力する
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写真9 設定内容を確認したら,“今すぐメッセージをダウンロード”をオフにする
写真9 設定内容を確認したら,“今すぐメッセージをダウンロード”をオフにする
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写真10 署名ファイルを設定する
写真10 署名ファイルを設定する
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写真11 “サーバにメッセージを残す”をオンにする
写真11 “サーバにメッセージを残す”をオンにする
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写真12 “HTML形式でメッセージを編集する”をオフにする
写真12 “HTML形式でメッセージを編集する”をオフにする
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写真13 パスワードの入力
写真13 パスワードの入力
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 Windowsを使っていてもメーラー(メール・クライアント・ソフト)に「Outlook Express」を使っている人は意外に少ない。フリーウエア(のメーラー)などに切り替えて使用している場合が多いようだ。

 本連載では,人気の高いメーラー「Thunderbird 1.5」の基本的な機能を解説していく。例によって,キーボードからの命令(コマンド)入力を極力避けて,できる限りマウスで操作していく。

 第1回では,Thunderbirdのインストールと送受信のための基本設定について取り上げる。Windowsマシンでも並行してメールを受信することを想定して,Linux側ではサーバーからメールを削除しないように設定する。

インストールする

 Thunderbirdをインストールするには,使用しているLinuxディストリビューション(ここではFedora Core 6での例を紹介する)向けに提供されている最新のThunderbird用パッケージをインストールすれば良い。Fedora Coreの「ソフトウェアの追加/削除」機能を呼び出し,対象パッケージを追加する。

(1)「アプリケーション」→「ソフトウェアの追加/削除」
(2)ダイアログが表示されたら,管理者パスワードを入力して(写真1),「OK」ボタンをクリック(rootユーザーでログインした場合は,この操作は必要ない)
(3)パッケージマネージャが表示されたら,左枠で“アプリケーション”を選択,右枠で“グラフィカルインターネット”を選択し,「オプションパッケージ」ボタンをクリック
(4)パッケージ一覧が表示されたら,下記のようにThunderbirdのチェックをオンにし,「閉じる」ボタンをクリック(写真2
 例:Thunderbird - 1.5.0.7-4.fc6.i386
 (末尾の番号は,バージョンに寄って異なる)
(5)パッケージマネージャの「適用」ボタンをクリックする
(6)「パッケージ選択」ダイアログが表示されたら,「続行する」ボタンをクリック(写真3
(7)「ソフトウェアの削除が正常に終了しました」と表示されたら,「OK」ボタンをクリックし,さらにパッケージマネージャを閉じる

基本的な設定を行う

 Thnunderbirdをインストールしたら,メールを送受信するための基本的な設定を行う。
 設定の前に,事前に必要な情報を確認しておこう。pop/smtpプロトコルでメールを送受信するには,次のような情報が必要になる。

 ・メール・アドレス 例:foo@example.net
 ・メール受信サーバー 例:pop.example.net
 ・メール送信サーバー 例:smtp.example.net
 ・ユーザー名 例:foo
 ・パスワード

 必要な情報を手元に用意できたら,Thuderbirdを起動して設定していこう。Thunderbirdを初めて起動すると,自動的に設定ウィザードが呼び出されるので,これを使って設定していく。

(1)「アプリケーション」→「インターネット」→「Thunderbird Email」
(2)「アカウントウィザード」が表示されたら,“メールアカウント”を選択して「次へ」ボタンをクリック(写真4
(3)次ページが表示されたら,自分の名前とメール・アドレスを入力し,「次へ」ボタンをクリック(写真5
(4)次ページが表示されたら,サーバーの種類とサーバー名を設定して,「次へ」ボタンをクリック(写真6
(5)次ページが表示されたら,メール・サービスのユーザー名として“ユーザーID”を入力し,「次へ」ボタンをクリック(写真7
(6)次ページが表示されたら,登録情報を保存するための設定名として“アカウント名”を入力し,「次へ」ボタンをクリック(写真8
(7)次ページが表示されたら設定内容を確認する。このとき,“今すぐメッセージをダウンロード”をオフにし,「完了」ボタンをクリック(写真9)。

 これで,基本設定は完了した。ただし,使い始める前に,いくつか設定を変更しておいた方がよい。

追加設定して,メールを受信する

 初回起動時の設定が完了すると,Thunderbirdのウインドウが表示される。ここで,さらにいくつか追加設定をしておこう。今回は,次の設定を行う。署名ファイルは,事前にテキストファイルとして作成しておく。

 ・署名ファイルの設定
 ・サーバーからメールを削除しない
 ・HTMLメールを作成しない

(1)「編集」→「アカウント設定」を選択する
(2)「アカウント設定」ダイアログが表示されたら,アカウント名(例:foo@example.net)を選択する
(3)“メッセージに次の署名を挿入する”をオンにし,「参照」ボタンで署名ファイルを指定する(写真10)。
(4)左枠で“サーバ設定”を選択し,“サーバにメッセージを残す”をオンにする(写真11)。
(5)左枠で“編集とアドレス入力”を選択し,“HTML形式でメッセージを編集する”をオフにする(写真12)。
(6)「OK」ボタンをクリック

 これで,必要な設定が完了した。
 では,メールを受信してみよう。「受信ボタン」をクリックすると,「パスワードの確認」ダイアログが表示されるので,受信用パスワードを入力する。このとき,“パスワードマネージャでこのパスワードを保存する”をオンにしておく(写真13)。

 メーラーとしての操作は,ごく一般的なものなので,すでにメールを使っている人なら,それほど迷うことなく使用できるだろう。ただし,Thuderbirdsでは「POP before SMTP」機能はサポートしていないので,その機能を利用している人は注意しよう。