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Q: 部下が自分より年上でやりにくい。私を子供扱いし、上司として見てくれません。
出典:日経ITプロフェッショナル 2006年1月号
66ページより
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) リーダーに昇進しました。それはうれしいのですが、私が率いるグループにはベテランが多く、部下の半数が私より年上です。中でも、50歳代の部下は私を子供扱いするんです。上司としてどう対処すべきでしょうか。 A: エリートぶらず相手の警戒心を解け私が初めて課長職を経験したのも30歳代前半のころ。あなたと同じように,部下の半数は年上でした。その経験から言えば,そうしたベテランエンジニアにとってあなたは,「世間知らずだが,頭がよくて世渡りがうまいエリートの若造」なのです。 日本企業は欧米と違って,たとえIT業界であっても年功序列の文化を持っています。いわゆる「村社会」というやつで,これは外資系企業であっても同様です。そんな組織文化の中で若いエリートが周囲とうまくやっていくには,「自分をどこまで落とせるか」がポイントになります。 もし,あなたが「自分は若いけれども彼らより優秀なのだから,上司になっても当然だ」と考え,それが少しでも外面に出ていたら,まずうまくいきません(実は,私もこれで失敗しました)。 逆に,「自分は若くて至らず,こんなバカなことばかりしてきましたが,たまたま縁あってこの立場になってしまいました。何とぞベテランの力をお貸しください」と言えたら成功です。自分の弱みをさらけ出して同情を買い,自分に対する警戒感をなくす。変なプライドは捨て去る。年上の部下とうまくやるには,これが大事なのです。 こうした気持ちを伝えるには,オフィスのような堅苦しい場でなく,インフォーマルな場がよいでしょう。居酒屋で一杯飲みながら,あるいはタバコを吸う人ならば喫煙室もよいですね。互いに胸襟を開ける場所を選びましょう。 私の知る限り,本当のエリートは決してエリートぶらないものです。本当のエリートとは,若くして出世しても,非常に礼儀正しい。長幼の序をわきまえながらも,仕事の時には目つきがガラっと変わる。そんな人です。
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