変化の激しいIT業界において、「2007年は一体どんな年になるのだろうか」--。日経コンピュータは、この質問を大手IT企業(メーカー、システム・インテグレータ、ソフト・ベンダー)の社長15人に投げかけた。その結果は、「社長に聞く、2007年のIT市場」と題して、2006年12月25日号(15~17ページ)と2007年1月8日号(16~19ページ)の2回にわたり掲載した。各社の社長が、2007年のIT市場の動向をどのようにみているか、自社の事業をどの方向に伸ばしていこうとしているのかを、つかめていただけると思う。  ただしこれらの記事は、誌面スペースの都合で、アンケートに対する各社長の回答を大幅に要約せざるを得なかった。そこで「Enterprise温故知新」で、その回答の全文を順次紹介していくことにした。なお、一部の表記修正と、用語のカッコ書きなどは本誌編集部が追加した。



富士通 黒川博昭 社長 ---本格的な攻めに転じる 

NEC 矢野薫 社長 ---NGNを軸に成長戦略を推進 

日立製作所 古川一夫 社長
 ---全世界でコンサル事業を強化
 

日本IBM 大歳卓麻 社長 ---グローバルなバリューを提供
 

日本ヒューレット・パッカード 小田晋吾 社長
 ---日本で確固たる地位を築く
 

サン・マイクロシステムズ 末次朝彦 社長
 ---オープンソース化の成果を享受
 

NTTデータ 浜口友一 社長 ---売上高1兆円が必達目標
 

日本ユニシス 籾井勝人 社長
 ---最優先課題は「品質向上」
 

野村総合研究所 藤沼彰久 社長
 ---サービスは10%前後の高成長
 

伊藤忠テクノソリューションズ 奥田陽一 社長
 ---合併の相乗効果を出す
 

新日鉄ソリューションズ 鈴木繁 社長
 ---SOAとグリッドに注目
 

東芝ソリューション 梶川茂司 社長
 ---5年目の飛躍を誓う
 

マイクロソフト ダレン・ヒューストン社長
 ---ソフト需要がサービス需要を喚起
 

日本オラクル 新宅正明 社長
 ---製品群をつなぎ総合力を発揮する
 

SAPジャパン ロバート・エンスリン社長
 ---SAP認定コンサルタントを大幅増員