NETWORK調査隊 --- インフラ編ネットワークの裏側を見てみたい

 私たちは「ネットワーク」と聞くと,ついインターネットや電子メール,社内LANといったものばかりを思い浮かべてしまう。でも,ネットワークは,私たちにとってもっと身近なところで私たちの生活を支えている。

 例えば,天気予報のアメダス,道路上で交通情報を配信する電光掲示板,通信衛星など。こういったネットワークは,私たちの生活に不可欠な「社会インフラ」となっているけれど,身近であるがゆえに,かえって見過ごしてしまいがちだ。その存在はよく知っていても,それがどういうしくみで動いているのか,どんなネットワークなのかはよく知らなかったりする。

 このコラム「NETWORK調査隊インフラ編」では,このように私たちの生活を陰で支えているさまざまなネットワークの裏側を実際にのぞいてみることにした。実際に運用している現場に出向いて担当者に聞いてきた話を,機器や設備の写真と共に紹介しよう。

第1回 天気や気温を伝える「気象庁のアメダス」 
第2回 あえて“圏外”を作る「NHKホールの携帯電話抑止装置」 
第3回 渋滞,事故情報を収集,配信「神奈川県警の交通管制センター」 
第4回 通信衛星を日々管理する「JSATの通信管制センター」 
第5回 海底ケーブルの敷設,修理に向かう「KDDオーシャンリンク」