RDBMSを使ってシステムを構築するには,RDBMSにアクセスするための専用言語「SQL」を習得する必要がある。SQLは,C/C++やJava などと同じようなプログラミング言語と考えて扱うと失敗しやすい。

 汎用のプログラミング言語の多くは「手続き型」と呼ばれ,処理手順をプログラミングする言語である。一方のSQLは「非手続き型」と呼ばれる言語で,処理手順はプログラミングしない。こうした違いを中心に,SQLを使い始める際に陥りやすい失敗や気をつけるべき点などを解説する。

・第1回(前半) 条件句の注意点
・第1回(後半) 演算の優先順位,ソートの注意点
・第2回(前半) 文字列型の注意点(1)
・第2回(後半) NULL値,複合インデックスの注意点
・第3回(前半) 日付型の注意点
・第3回(後半) 集約関数,GROUP BY句,HAVING句の注意点
・第4回 副問い合わせ,ビューの注意点
・第5回 トランザクションとカーソルにまつわる注意点
・最終回(前半) DBアプリケーション開発のポイント1~2
・最終回(後半) DBアプリケーション開発のポイント3~7