オブジェクト
1 英文法で,目的語。
2 対象。客観。
指向
(名)スル
1 ある目的を目指して向かうこと。志向。「医を する」
2 ある特定の方向を指定すること。ある方向に向けること
(出典:三省堂「大辞林」)
この2つの単語を組み合わせた「オブジェクト指向」は,今やあらゆるIT関連製品や技術に浸透している。プログラミング言語しかり,OSしかり,アプリケーションの連携技術しかり,である。オブジェクト指向を理解し,これらの製品を使いこなすことは,もはや必須のスキルと言ってよい。
ところが,これだけオブジェクト指向が広まっているにも関わらず,オブジェクト指向そのものに対する理解が進んでいるとは言えない。依然として「オブジェクト指向は難しい」,「とっつきにくい」という印象を持つITエンジニアは 多い。
オブジェクト指向を身に付けるためには,まずその根本的な考え方を理解する必要がある。本特集では,オブジェクト指向の考え方,実際の開発の場面で活用するために最低限必要となる知識やスキルを解説した。
・第1部 オブジェクト指向習得への道(前編)
・第1部 オブジェクト指向習得への道(中編)
・第1部 オブジェクト指向習得への道(後編)
・第2部 オブジェクト指向の発展の歴史
・第3部 分析・設計手法の基本は「モデル作成」にあり(前編)
・第3部 分析・設計手法の基本は「モデル作成」にあり(中編)
・第3部 分析・設計手法の基本は「モデル作成」にあり(後編)
・第4部 設計品質向上の切り札「デザインパターン」(前編)
・第4部 設計品質向上の切り札「デザインパターン」(後編)
・第5部 「GRASPパターン」を理解する(前編)
・第5部 「GRASPパターン」を理解する(後編)
・第6部 設計と実装を分離する「MDA」が注目株に