近年,企業サイトの使い勝手を測るユーザビリティの調査項目には,HTMLの文法に関する記述がある。これらはJISX8341-3に対応した項目だが,Web標準に対応していればクリアできる要件も含まれている。ユーザーにとって使いやすく,また情報資源としても活用範囲の広がるWeb標準準拠サイトを作るために必要な知識を得ることは,サイトの付加価値を高めることにもつながるのだ。Web標準の意義と中身がわかる連載記事を今一度確認して,標準準拠の準備をはじめよう。