コロラド州コロラド・スプリングスにあるシャイアン・マウンテンは,核攻撃を直接受けても耐えるよう地下に設けられた米軍の司令部だった。1960年代に建設されたこの施設は,冷戦時代の遺物であり,使用をやめることはよい考えなのだろう。しかし次の一節を読むと,ちょっとためらってしまう。

 「Keating氏によると,新しい司令室はシャイアン・マウンテンと違い,テロリストがジャンボ・ジェット機を乗っ取り,『(司令室を)破壊するには,どこへ突入すればよいのか』を何らかの手段で知ったら壊されてしまうだろうという。しかし同氏は『そんなことがどの程度の確率で起きるのか?我々は極めて低いと考えている』と述べた」

 私も,新しい司令部がテロリストの攻撃目標になる確率は低いと思う。しかし,攻撃目標にされる可能性はある。

http://apnews.myway.com//article/20061016/...

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◆オリジナル記事「Cheyenne Mountain Retired」
「CRYPTO-GRAM November 15, 2006」
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◆Bruce Schneier氏は米Counterpane Internet Securityの創業者およびCTO(最高技術責任者)です。Counterpane Internet Securityはセキュリティ監視の専業ベンダーであり,国内ではインテックと提携し,監視サービス「EINS/MSS+」を提供しています。