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Linux一問一答

OSとしてLinuxとWindowsのどちらが優れているのですか

ライター 生越 昌己 2007/01/06 日経Linux
出典:日経Linux 2006年1月号169ページより
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

Q: OSとしてLinuxとWindowsのどちらが優れているのですか

A: OSの能力としては大差ありません

 Linuxは元々,個人のためのUNIX互換環境として作られました。当時,UNIXを搭載していたのはワークステーションというパソコンより大型のコンピュータでした。ワークステーションと同じ環境をパソコン上に再現するのが,Linuxが開発された当時の目標だったといえます。

 一方,Winodwsはパソコン用OSである「MS-DOS」の延長からスタートしました。Windowsにはサーバーや基幹業務に使うといった機能はなくて,米Apple Computer社のMacintoshをパソコンの上に再現するというのが開発目標だったといえます。

 その後,それぞれのOSは,より強力なOSに進化していきます。ハードウエア環境も同じように進歩してきました。その結果,どちらのOSも「個人用」が出発点でしたが,小は組み込み/携帯機器から,大はメインフレーム(大型の汎用コンピュータ)級のものまでカバーする汎用OSとなりました。

 ですから,よほど特異な用途でない限り,どちらかにできてどちらかにできないという使い方は,まずありません。機能面では,互いに競い合っていますから,ある瞬間どちらかが勝っていても,半年後には逆転していると思っていいでしょう。よくあるベンチマークの類も,その瞬間だけの性能差に過ぎません。

 「どちらが優れているか」を考えるためには,まずは「何に使いたいか」ということを明確にしておく必要があります。つまり,その目的を達成するのに近道になる方が「優れている」といえるわけです。「GNOMEを使う環境として」なら10人が10人「Linux」と答えます。「エロゲをする環境」なら10人が10人「Windows」と答えるでしょう。

 このように「何に使いたいか」を考えたときに,具体的なアプリケーションの名前が挙がるのであれば,「そのアプリケーションが動くプラットフォーム」が正しい選択だということになります。サーバー系のアプリケーションだと,どちらでも動く場合がありますが,実際にサーバーを導入する場合にはいろいろなコストを考えてみて,安い,あるいはコスト・パフォーマンスが良いと思う方を選択することになると思います。

 具体的なアプリケーションの名前が挙がらずに,例えば「メールをしたい」といった「分野」が挙がるなら,その分野のアプリケーションを調べて,「どのアプリケーションが自分にとって都合が良いか」を検討すれば,どちらが良いか分かるはずです。

 OSを選ぶポイントとしては,

・使いたいアプリケーションやハードウエアのドライバがあるか
・慣れた操作でコマンドやGUIを使いたいか
・ソース・コードをいじれる方が良いか
・1ベンダー(Microsoft)に依存しても良いか
・必要な情報が得やすいか
・コストはどうか
・綺麗(きれい)であることは重要か

あたりを考えてみるといいでしょう。

 最後の「綺麗」に関しては,例えば印刷した時のフォントや画面表示との一致などの点で,Linuxは残念ながら「まだまだ」といわざるを得ません。

 とはいえ,好みの問題でもあります。「ラーメンとうどん,どっちが優れているか」という問いと同じだなという気がします。

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