カテゴリー:サーバー

質問

Sambaの共有フォルダにファイルが書き込めず失敗してしまう

回答

共有フォルダ(ディレクトリ)に書き込み権限を与え,smb.confファイルに「read only = no」または「writable = yes」の設定を記述します。


難易度:★★★ 対象ソフトウェア:Samba

 まずは,Sambaの設定ファイルである「smb.conf」で共有に関する設定を確認します。

 設定項目のpathの値が,Linux上で共有されるフォルダ(ディレクトリ)となります。このディレクトリが存在しなかったり,アクセスできる権限がなかったりする場合,エラーとなります。

 例えば,図2のような場合には,root以外のユーザーは書き込みができないことが分かります。その場合には,chmodコマンドで書き込み権限を与えます。

図2●共有フォルダに割り当てられたディレクトリにroot以外の書き込み権限がない
図2●共有フォルダに割り当てられたディレクトリにroot以外の書き込み権限がない
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 さらに,smb.confファイルの設定で,

または,

の記述がある場合は,書き込みができます。この記述がない場合には参照のみとなります。ファイルの書き込みに失敗する場合は,ファイル・システムのパーミッションを確認すると共に,これらの設定を確認しましょう。