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第3回 物理環境からの移行とゲストOSの大量展開
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| 図1●P2V Assistantの構成要素 |
ソース・マシンは移行元の物理サーバーである。Hardware Compatibility Guideには,ソース・マシンとして稼働確認済みのハードウエアが記載されている。
ヘルパー・マシンは,「P2V Assistant Application」を導入する仮想マシンである。Windows 2000/2003/XP/NT 4.0がインストールされている必要がある。
ターゲット・ディスクは,ソース・マシンから取得したイメージを格納するための仮想ハードディスクである。ソース・マシンからイメージを取得後,新規仮想マシンの仮想ハードディスクとして利用する。
実際にP2V Assistantで物理サーバーから仮想マシンに移行する具体的な手順は次の通りだ。
(1)ヘルパー・マシンの電源をオフにした状態で新規に仮想ハードディスクを作成し,ヘルパー・マシンに追加する。これがターゲット・ディスクである。ヘルパー・マシンの電源を投入し,追加した仮想ハードディスクに対してドライブ番号を指定し,ゲストOSからアクセスできるようにする。
(2)ソース・マシンをP2V Boot CDで起動し,ヘルパー・マシンのIPアドレスを指定する。
(3)ヘルパー・マシン上でP2V Assistantを起動する。イメージの格納先として(1)で追加したドライブを指定する。P2V Assistantはソース・マシンのハードディスクの内容を,ターゲット・ディスクに丸ごとイメージ・コピーする。このとき,デバイス・ドライバを仮想マシン用に置き換える。
(4)ヘルパー・マシンをシャットダウンし,(1)でマウントしていたターゲット・ディスクをアンマウントする。
(5)新規仮想マシンを作成し,(4)でアンマウントしたターゲット・ディスクをこの仮想マシンで使うように割り当てる。
上記の手順で,物理サーバーから仮想マシンへの移行が完了する。構成上の注意点としては,ネットワーク経由でソース・マシンのハードディスク・イメージをコピーするため,ソース・マシンとヘルパー・マシンが通信可能な環境を構築する必要があることが挙げられる。