写真1 標準的な3ペイン構成を持つメール・ソフト「Evolution」。
写真1 標準的な3ペイン構成を持つメール・ソフト「Evolution」。
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写真2 設定ウィザードが表示される。
写真2 設定ウィザードが表示される。
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写真3 ユーザーの情報を設定する。
写真3 ユーザーの情報を設定する。
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写真4 受信サーバーの設定では,サーバー種別を選択すると設定項目が表示される。
写真4 受信サーバーの設定では,サーバー種別を選択すると設定項目が表示される。
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写真5 このメール・ソフトでは,サーバーからメッセージを削除しない。
写真5 このメール・ソフトでは,サーバーからメッセージを削除しない。
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写真6 送信サーバーを設定する。
写真6 送信サーバーを設定する。
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写真7 複数のメールアカウントを管理する場合,この名前で区別する。
写真7 複数のメールアカウントを管理する場合,この名前で区別する。
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写真8 タイムゾーンを選択する。
写真8 タイムゾーンを選択する。
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写真9 メール設定の完了。
写真9 メール設定の完了。
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 今回は,メール・ソフトを使えるように設定してみよう。Windowsマシンでも並行してメールを受信することを想定して,Linux側ではサーバーからメールを削除しないように設定する。

 Fedora Core 5には,「Evolution」(写真1)というメール・ソフトが標準添付されているので,この設定方法を解説する。

メール・ソフトを呼び出して
設定ウィザードを起動


 それでは早速,メール・ソフトを設定していこう。ディストリビューションをインストールした後に初めてEvolutionを起動すると,自動的に設定ウィザードが表示される(写真2)。ここに必要な情報を設定していけば,メールが使えるようになる。

 設定ウィザードにおける設定項目は,Windows用のメール・ソフトと同じだ。メール・サービスの提供元から受け取っている各種情報に合わせて設定していく。次のようにして,設定ウィザードの画面に沿って,一つひとつ確実に設定していこう。

(1)メニューから「アプリケーション」→「インターネット」→「電子メール」を指定する。

(2)「Evolution設定ウィザード」が表示されたら,「進む」をクリックする。

(3)「身元情報」(写真3)が表示されたら,氏名やメール・アドレス,返信先を設定して,「進む」ボタンをクリックする。

(4)「メールの受信」が表示されたら,サーバーの種別を選択する(例:POP)。写真4にその画面を示す。

(5)サーバー・ユーザー名を設定して,「進む」ボタンをクリックする。

(6)「返信オプション」が表示されたら,“サーバーにメッセージを残す”をオンにして,「進む」ボタンをクリックする。
 今回は,WindowsとLinuxのそれぞれのメール・ソフトを併用する例を紹介している。そのため,Linux側で受信したときはサーバーにメールを残し,Windows側で受信したときにサーバーからメールを削除する。
 そのため,ここでは,“サーバーにメッセージを残す”を指定しておく(写真5)。

(7)「メールの送信」が表示されたら,「サーバー種別」「サーバー設定」を設定して(写真6),「進む」ボタンをクリックする。

(8)「アカウントの管理」(写真7)が表示されたら,設定内容を確認して「進む」ボタンをクリックする。

(9)「Timezone」が表示されたら,世界地図から東京近辺をクリックし,「進む」ボタンをクリックする(写真8)。

(10)「完了」と表示されたら 「適用」ボタンをクリックする(写真9)。

 これで,Evolutionを設定できた。

メールのアドレス帳を移行する


 最後に,そのほかのメール・ソフトのアドレス帳を,Evolutionに移行する方法を紹介する。
 アドレス帳を移行するには,「ファイル」→「インポート」を選択する。OutlookやMozillaメールからは,CSV/Tabファイル(*.csv, *.tabといった拡張子がcsvやtabのファイル)を移行できる。