第1回 AMDが目指す仮想化支援技術

 AMDは,社内で通称「Rev.F(リビジョンF)」と呼んでいる最新プロセッサに「AMD Virtualization(AMD-V)」を実装した。AMD-Vは,開発コード名「Pacifica」として知られており,x86アーキテクチャ上で動作する仮想化ソフトウエアの処理軽減に加え,仮想化システムに必要なセキュリティ強化を実現する技術だ。

第2回 仮想化支援とセキュリティ機能を併せ持つAMD-V

 AMDが,最新の「Rev. F」と呼ぶプロセッサに実装した「AMD Virtualization(AMD-V)」は,本来の目的である仮想化支援だけでなく,仮想化システムに必要となる高度なセキュリティを提供する。ここでは,AMD-Vの主な仮想化支援技術と仮想化システムを支えるセキュリティ強化技術について解説する。

図2

第3回 仮想化システムに適したAMDアーキテクチャ

 AMD製プロセッサは,アーキテクチャの上でも仮想化システムを支える様々な独自の機能を備えている。次に,ダイレクト・コネクト・アーキテクチャ,デュアル・コア,AMD64,PowerNow!テクノロジといった,仮想化システムの処理性能向上や消費電力の削減に貢献するAMD独自の機能について解説する。

図3