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ルーターを操作するときの基本は,ルーターが作った経路表(ルーティング・テーブル)を見て,適切に経路情報をやりとりできているかを確認することである。そのためには,ルーティング・テーブルの表示のさせ方や,表示結果の見方を知っておく必要がある。今回は,ルーター技術者の基本とも言えるルーティング・テーブルの確認に関する問題にチャレンジしよう。
まずはトラブル原因を探そう
それではさっそく今回の問題にチャレンジしよう。
設問のネットワークは,ルーター3台で構成されている。このネットワークで,パソコン1からパソコン2へ通信できない。そこで,トラブルの原因を探り,正しく通信できるようにルーターを設定するのが目標だ。
最初は,トラブルの原因を見つける作業である。まず問題の図をじっくり見て,自分ならどうやって問題を切り分けていくかを考えてみてほしい。
ネットワークのトラブル・シューティングは,トラブルが見つかった場所の近辺から原因を調べていくのがコツである。そこで,パソコン1につながるRouterAから原因を調べてみよう。