注目の書籍

好評発売中!

IT業界徹底研究就職ガイド2013年版

IT/ネット業界で働くと いうことを分かりやす く解説。2013年3月卒 業の学生向けの1冊。

必聴講座ご紹介

Cloud Days Tokyo 2012
クラウド時代を勝ち抜く企業戦略を考える

エムオーテックス


Cloud Days Tokyo 2012
クラウド時代の企業インフラとユーザー環境の姿

ヴイエムウェア


Cloud Days Osaka 2012
クラウドでIT維新を〜ビジネスを加速させるベストプラクティス

アマゾン データ サービス ジャパン

仮想化

VMware Infrastructureインフラ構築実践Tips

ITpro

第1回 利用前に知っておきたい
ESX Serverの基本構成

日本アイ・ビー・エム 荒井 利枝

2006/10/16

 VMware ESX Serverを利用した仮想環境を構築するには,事前に検討しなければならないことがある。ハードウエア構成,ネットワーク構成,ゲストOSの管理方法などだ。ここでは,これらに加えて,VMware ESX ServerとゲストOSの大量展開方法やバックアップ方法,システム管理ソリューションなど,具体的なシステム構築のポイントについて紹介する。まずは,VMware ESX Server 3.0の構成要素とゲストOSの実装方法などに関して説明する。

ESX Serverを構成する要素

 VMware ESX Serverは,「VMkernel」「サービス・コンソール」「ゲストOS」の3要素から成る(図1)。

図1●VMware ESX Serverの構成要素
図1●VMware ESX Serverの構成要素

 VMkernelは,VMwareが開発した仮想化を実現するための独自のカーネルである。ゲストOSの下で動作するレイヤーで,ハードウエア・リソースをスケジューリングする。VMwareは仮想化ソフトウエアとして,ほかにVMware ServerやVMware Workstationを出しているが,これら2つの製品は,WindowsまたはLinuxの上にVMkernelをアプリケーションとして導入する製品である。VMware ESX Serverとは仕組みが異なる。

 サービス・コンソールは,VMware ESX Serverのシステム管理機能やVMkernelを制御するためのインターフェースを提供する。HTTP,SNMPおよびAPIインターフェースや,ユーザー認証といった機能が含まれる。Red Hat Enterprise Linux AS3.0を基に作られている。通常,サービス・コンソールにIPアドレスを割り当て,遠隔地のWindowsが稼働する端末にVirtual Infrastructure Clientを導入し,ネットワーク経由で仮想マシンの作成・管理などを行う。telnetやsshを利用して遠隔地からサービス・コンソールにログイン可能だが,telnetとsshはデフォルトでは無効に設定されている。

 ゲストOSは,VMware ESX Server上で稼働する仮想マシンである。表1のOSを稼働できる。VMware ESX Server 3.0では,ゲストOSとして64ビットOSに対応したが,試験的対応である。また,64ビットOSを稼働するには,Intel VTに対応したプロセッサ,あるいはOpteron Rev. E以降のプロセッサが必要である。

表1●VMware ESX Server 3.0上で稼働可能なOS。64ビット版は試験的対応である
表1●VMware ESX Server 3.0上で稼働可能なOS。64ビット版は試験的対応である

 VMware ESX Serverは,仮想マシン・ファイルを格納する領域に,独自の「VMFS(Virtual Machine File System)」と呼ぶファイル・システムを利用する。これは,仮想マシンが利用する仮想ディスクへのI/O要求を迅速に満たすのが目的だ。VMFSはLinuxで一般的に利用されるファイル・システムとは異なる独自の実装であるため,VMFSにアクセス可能なOSはVMware ESX Serverに限定される。

次ページ以降はITpro会員(無料)の方のみお読みいただけます。
会員の方は、 ログインしてご覧ください。
まだ会員でない方は、ぜひ登録(無料)していただき、ITproの豊富なコンテンツをご覧ください。

この記事に対するfacebookコメント

nikkeibpITpro

読みましたか? 〜 未読記事をご紹介