Intel社のパソコン向けマイクロプロセサのロードマップ
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サーバー機向けマイクロプロセッサのロードマップ
サーバー機向けマイクロプロセッサのロードマップ
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 Intel社は,IDFで最新のデュアルコアおよびクアッドコア型マイクロプロセサのロードマップを明らかにした。2006年11月に発売する高性能パソコン向けの「Core 2 Extreme QX6700」,2007年第1四半期に発売する一般パソコン向け「Core 2 Quad」に加えて,サーバー機向けのXeonシリーズなどでもクアッドコアに移行していくという(関連記事)。

 具体的には2006年11月に「Xeon 5300」シリーズでクアッドコアを採用する。加えて2007年第1四半期に「Xeon 3200」シリーズもクアッドコアで発売する。

「真のクアッドコア」は45nm世代に持ち越し

 今回のクアッドコア型マイクロプロセサの特徴は,(1)デュアルコアのダイ2個を1パッケージにまとめてCPUコアを4個にしていること,(2)ウエハーの製造ラインも従来のデュアルコア型マイクロプロセサと共用すること,などである。「ダイの面積を2倍にするより,今回の方が歩留まりが高い」(Intel社Corporate Vice President,Digital Enterprise GroupのStephen L. Smith氏)という。

 同社は2007年後半に45nmルールを採用することを明らかにしているが,「45nmルールでのクアッドコアは,4個のCPUコアを1個のダイに載せるモノリシック型する」(Smith氏)。今回のロードマップでは,パソコン向けでは「Penryn & Nehalem」,サーバー機向けではマルチプロセサ向けXeon 7000番台の「Dunnington」がこうしたモノリシック型になるとみられる。