*1 照明などに延びている
最近の家屋はユニット・ケーブルという分岐のユニットを使って配線している。ユニット・ケーブルは,家の設計図に合わせてコンセントや照明などの分岐をあらかじめ工場で作っておき,ユニットを組み合わせて配線する。
*2 磁界と電界が発生する
磁界は導線に電流が流れたときにその周囲に発生する。電界は電圧がかかるものの周囲に発生する。磁界と電界はそれぞれ相互に作用し合い,波となって遠くまで伝わる。この波を電磁波という。
*3 電磁波が遠くまで漏れ出てしまう
アンテナは効率良く電波を飛ばすために,波長を単位にして長さが調節されている。例えば,2分の1や4分の1などになる。2M〜30MHzの波長は10〜150mなので,建物の電力線の長さがちょうど効率の良いアンテナになってしまう。
*4 インバータ
直流電流を交流電流に変換する装置のこと。さまざまな周波数の交流電流に変換して,家電の制御などに使われている。モデム・メーカーによると,インバータ機器があると電力線の平衡度が悪くなるという。
*5 妨害を与えることが明らかになった
四つめの使い方と同じく家までの2002年に総務省が立ち上げた研究会の実験で,特に屋外の電力線から電磁波が多く漏れ出し,同じ帯域の無線通信を妨害するという結果が出た。
*6 同じ向きの磁束が発生する
磁束の向きは「右ねじの法則」で決まる。電流の方向に右ねじを回したとすると,回した向きが磁束の向きと同じになる。
*7 NILLC
non interference legacy line com-municationの略で,ルネサス テクノロジが開発した中速PLC技術。最大速度が400kビット/秒で,最大225台の端末で通信できる。
*8 ZigBee
家電や機器,センサー・ネットワーク用途の近距離無線技術。最大250kビット/秒と速度は遅いが,消費電力が低いのが特徴。
*9 電気配線の分岐である
モデム・メーカーによると,米国の家や,家を模擬した環境で実験したときの実効速度は,速いところで70Mビット/秒,遅いところはほとんど通信できないか数Mビット/秒と大きく開きがあるという。ただしこれらの数値は,最終的に許容値が決定する前に試作した,最大伝送速度が200Mビット/秒のモデムを使った場合の速度である。許容値を満たすために出力を落とした場合,実効速度は同じ場所で半分程度になるという。
*10 コンセントが問題になることもある
このほかに,高周波をカットする避雷機能付きのテーブルタップが通信を阻害することがある。テーブルタップでPLC信号がカットされてしまい,電力線にPLC信号が届かないためだ。
*11 dBμA
0dBμAは1μA。60dBμAは1mA。