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Windowsコラム

Windows Vista RC1レビュー(第1回)
--5つの素晴らしい機能

Paul Thurrott 2006/09/08 ITpro

 もしあなたが「Windows Vistaとは,どれほどすごいものなのだろうか」と不思議に思っている平均的な人なら,どんどん記事を読み進めてほしい。Windows Vistaの「Beta 2」を使ってみてデキの悪さにショックを受けたという人は,Windows Vistaにもう一度チャンスを与えてあげてほしい。Windows Vista RC1(Release Candidate 1,製品候補版1)は,巨大な進歩を遂げているからだ。

 米Microsoftは,この次期クライアントOSに搭載される新機能を,何百と挙げられるだろう。もし,(先日新OSの「10大機能」をアピールした)米Appleが同製品のマーケティングを担当していたら「571個もの新機能が搭載されている」と言い出すかもしれない。とはいえ,Windows Vistaの新しいユーザー・インターフェース「Aero」や,膨大なセキュリティ強化機能を一通り見てしまうと,残りの新機能がどこにあるのか分からなくなるとも思われる。新機能が存在する「範囲」が,あまりにも広いからだ。そこで,このWindows Vista RC1のレビュー記事では,筆者が気に入った新機能を5つ紹介しようと思う。

 紹介する順番に深い意味はない。これがWindows Vista RC1の「最高の機能5つ」や「上位5つの機能」というわけではない。ただ単に本当に素晴らしい5つの機能,というだけのことだ。Windows Vista RC1のテストを考えている方には,是非これらの5つの機能を理解して頂きたい。その上で,この製品がアップデートのコストに見合うか,検討してほしい。

その1:Windows ReadyBoost

 この機能について初めて聞いたときは,SFの世界の話であるような気がした。Windows Vistaに搭載される「ReadyBoost」と呼ばれる機能を利用すると,USB 2.0で接続したフラッシュ・メモリー(典型的なものではUSBメモリー・キー)を使って,Windows Vistaのパフォーマンスを全面的に向上できるというのだ。この話を聞いた筆者は,しばらくの間気まずい思いで,間抜けな笑みを浮かべていた。やがて筆者は,この機能を説明するMicrosoftの幹部が,冗談を言っているのではなく,真剣な話をしていることに気づいた。本気だったのだ。

 もちろんReadyBoostを使う上では,いくつかの前提条件がある。使用するUSBメモリー・デバイスが,ある程度の性能基準を満たしている必要があるのだ(4Kバイトのランダム読み込みで毎秒2.5Mバイト,512Kのランダム書き込みには毎秒1.75Mバイトのスループットを満たしており,64Mバイト~8Gバイトの空き容量と全体で256Mバイト以上の容量が必要)。USBメモリー・キーを購入した際に,これらの条件を気にしていた人はほとんどいないだろう。よって,現在所有しているUSBメモリー・キーでReadyBoostに対応しているかどうかは,実際にWindows Vistaで試してみるしかない。

ノートPCユーザーにとってありがたい機能


図1:USBメモリー・キーを挿入すると出てくるウィザード画面
[画像のクリックで拡大表示]

図2:USBメモリー・キーのプロパティ画面。ReadyBoostに割り当てる容量を設定できる
[画像のクリックで拡大表示]
 ReadyBoostは,システムのメモリーをUSB接続のメモリーで補強する機能である。USBメモリー・デバイスをパソコンに挿入すると,自動的に図1のようなダイアログ画面が表示される。ここで「Speed up my system(システムの速度を上げる)」というオプションを選択すると,ReadyBoostが使えるようになる。デバイスのプロパティ画面(図2)で,[ReadyBoost]タブを選択すると,ReadyBoostに割り当てるストレージ容量を設定できる。ここで割り当てた容量は,他の用途に利用できなくなる。

 1つのUSBメモリー・キーを2台以上のWindows Vistaで使ったり,2個以上のUSBメモリー・キーを1台のWindows Vistaパソコンで使ったりすることはできない。1つのUSBメモリー・キーを1台のWindows Vista専用に用意するのが望ましい。最近ではUSBメモリー・キーも安価なので,不可能な話ではないはずだ。

 この機能のどこが優れているのだろうか。通常のデスクトップPCなら,メモリーを増設するのは難しい作業ではない。しかし,ほとんどのノートPCでは,メモリーの増設は困難だ。またデスクトップPCであろうとノートPCであろうと,メモリーの増設にはそれなりのスキルや予算が必要だし,企業ではハードウエアの改変が認められていないことも多いだろう。そういった状況であっても,対応するUSBメモリー・キーを挿入するだけでシステムのパフォーマンスを向上できるのだから,これは無上の喜びだと言える。

フラッシュ・メモリーの寿命が気になる? 買い直せばいい

 ReadyBoostはUSBメモリーの寿命を縮めるのではないか,という懸念もある。というのも,USBメモリーは読み込みと書き込みの回数に制限があるからだ。筆者は「それがどうした?」という立場を取っている。USBメモリー・キーの価格は下がっているので,壊れたらまた新しいのを買えばいい(訳注:なおマイクロソフトによれば,ReadyBoostの使用中にUSBメモリー・キーが壊れたとしても,システムが不安定になったりはしないという)。さらに,Microsoftはこうした懸念を否定している。同社の研究によると,ReadyBoostを使ったときのUSBメモリー・キーの寿命は10年以上あるそうだ。

 メモリーの少ないパソコンほど,ReadyBoostで得られる恩恵は大きい。512Mバイトのメモリーを搭載したパソコンに1GバイトのUSBメモリー・キーを差し込むと,劇的な効果が得られるだろう。逆に,4Gバイトのメモリーに同じUSBメモリー・キーを追加しても,それほど大きな変化はない。

 ReadyBoostは,一度設定してしまえば後は何もしなくてもいい機能で,欠点は全くない。わずかな出費で(最近はUSBメモリー・キーがコーンフレークの箱に入っていたりする),パフォーマンスを押し上げられるのだ。

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