図1●国内企業における優先度1位の経営課題・上位10項目
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図2●国内企業における優先度1位のIT課題・上位10項目
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 国内ユーザー企業が経営課題として挙げるのは「コスト削減」が37.3%で圧倒的に多く、IT課題では「技術革新・変化への対応」が23.4%で最多だった。IDC Japanが、国内企業836社のCIO(最高情報責任者)を対象にした調査による。

 最優先する経営課題の2位は「財務体質の改善」であり、以下、「営業力、チャネルの強化」、「主力事業の競争力強化」、「新規製品・サービスの開発」、「新規顧客の獲得」が続いた。図にはないが2005年の調査と比べると、1位は「コスト削減」で変わらないが、2005年に2位だった「営業力の強化」が3位に後退し、同4位だった「財務体質の改善」が2位に浮上している。

 最優先するIT課題の2位は「システム運用・管理費の削減」であり、3位の「新規投資リソース不足(予算、人)」までが15%を超えている。